夜はCGの時間

ゲームのデザイン仕事を生業にする筆者が、色々なツールのちょっとしたネタやTipsなどを投稿、まとめる備忘録ブログです。

【Blender】手動リトポのときにポリゴンを見えやすくする

Blenderで手動リトポロジー

【PolyQuilt】という素晴らしいプラグインがあって、それを使って手動リトポロジーをするととても楽しい。

なにせマウスの左ボタンのみで、面を作ったりカットできたりしてしまう。sakana3.github.io

 

ただ、普通にやるとポリゴンがめりこんでしまって見えづらい。

ついでに、作成面をハイポリゴンモデルに吸着させる設定も必要で、やり方をいつか忘れてしまいそうなので、記録を残しておこうと思う。

 

Blenderのバージョン【2.80日本語】

キーマップ【IndustryCompatible】

 

手順

EmptyMeshObjectを用意

PolyQuiltの使い方はリンク先を見てもらうとして、まずはハイポリゴンモデルを読み込み、PolyQuiltで面を追加していく用オブジェクトを作成する。

オブジェクトモード>追加>メッシュ>Empty Mesh Object

f:id:Magotarou:20190811152536p:plain

これで空のメッシュオブジェクトが作成されて、このオブジェクトに面が追加されていくようになる。

 

 

面のスナップをONにする

ワークスペースを【Layout】や【Modeling】にしていれば、画面上部にスナップをON/OFFするアイコンがある。

これを【面】にする。

磁石のアイコンをクリックして明るくなったらON状態だ。

f:id:Magotarou:20190811153339p:plain

 

 

ポリゴンを見やすくする

いざ【編集モード】にしてポリゴンを作成してみると以下のようになる。

f:id:Magotarou:20190811155525p:plain


当たり前だけど、作った面が見えづらい。

これをなんとかしよう。

 

メッシュオブジェクトを選択した状態で、

コンテクスト.オブジェクト>ビューポート表示>最前面にチェックを入れる

f:id:Magotarou:20190811154600p:plain

 

すると以下のようになる。必ず最前面に表示されている状態だ。

f:id:Magotarou:20190811155546p:plain


とりあえずこれでもいいのだけど、進めていくとハイポリゴンモデルがほぼ見えなくなってしまって、元のモデルの流れを見ながらリトポするには具合が悪い。

f:id:Magotarou:20190811155834p:plain

 

なので、表示方法を【テクスチャ】から【ワイヤーフレーム】に変える

f:id:Magotarou:20190811160045p:plain

 

これでハイポリゴンモデルのディティールを見つつリトポロジーができる。

f:id:Magotarou:20190811160141p:plain


とても捗るようになった。