【Blender2.8】カーブで壺を作る
Blender2.81かつ業界標準キーマップを使い、カーブから壺を作る方法のメモ。
壺というか、カーブを回転させて円柱状で凹凸のある物体を作る方法。
Blenderのバージョン【2.81日本語】
キーマップ【IndustryCompatible】
カーブを2本用意してベベル
カーブを2本用意する。
オブジェクトモードで、
- 追加 > カーブ > ベジェ
- 追加 > カーブ > 円
ベジェ円を選択して、オブジェクトデータプロパティ > ジオメトリを開く。
ジオメトリ > ベベル > オブジェクトにベジェカーブを割り当てる。
結果
ベジェカーブはこのままだと直感的に調整できないので、ベベルで生成したサーフェスの形に合わせる。
ベジェカーブを選択して、
- 回転(E) > X軸90°
- 移動(W) > X軸-1(Ctrl押しながら移動でスナップ)
オブジェクトモードだと線が重なって見づらいが、編集モードだと以下のように見える。
下準備完了。
カーブを編集して壺の形を作る
カーブのポイントを動かしたり増やしたりして壺の輪郭を作る。
- 編集モードにしてカーブの外側のポイントを選択する。
- 編集しやすいようにカーブの向きを回転(E)で上に向ける。
- 外側のポイントを選択した状態で、カーブの押し出しを実行する。
押し出しには以下の種類がある。
・ショートカットCtrl+E
・ツールバーの【カーブの押し出し】
・制御点 > カーブを押し出し移動 - 押し出してできたポイントを調整する。
なお編集は視点を前(F1)にして行うとやりやすい。
-
編集のコツは、ポイントの中心を選んで、
・位置を変えたいときは移動
・両脇の羽の角度を変えたいときは回転
・両脇の羽の長さを変えたいときは拡大縮小
を使い分けること。
以下のような壺の原型がサーフェスで作られる。
※ 実はこのとき、サーフェスの面が内側を向いているため、裏面非表示をすると壺の面が反転してるように見える。
だが、厚み付けの際に治るので問題ない。
サーフェスの解像度を調整する
ポリゴン数を気にしないならどうでもいいが、ある程度ローポリゴンに抑えたいときなどは、以下のパラメータで調整する。
横軸の分割数
ベジェカーブ > オブジェクトデータプロパティ > シェイプ > プレビュー解像度U
縦軸の分割数
ベジェ円 > オブジェクトデータプロパティ > シェイプ > プレビュー解像度U
サーフェスをメッシュに変換する
オブジェクトモード(4)に切り替える。
壺を選択してメッシュに変換する。変換するには、
- 右クリック > メッシュに変換
- オブジェクト > 変換 > カーブ/メタ/サーフェス/テキストからメッシュ
から変換できる。
その時に左下に出るウィンドウから、【オリジナルを保持】にチェックを入れると、もとのサーフェスを維持したままメッシュデータが生成される。
壺に厚みをつける
生成されたメッシュの壺を選択して、編集モード(4)の面選択(3)に切り替えて、面をすべて選択(Ctrl+A)。
法線に沿って面を押し出すために、以下のどれかを実行する。
- ツールバー > 押し出し(法線方向)に切り替え
- 右クリック > 法線に沿って面を押し出し
- メッシュ > 押し出し > 法線に沿って面を押し出し
- 面 >法線に沿って面を押し出し
※ Ctrl+Eの押し出しだと領域押し出しになってしまうので厚み付けに不向き
実行しても何も起こらないが、左クリック+ドラッグで厚みがつく。
その後、左下に数値入力できるウィンドウが出てくるので、正確に厚みを付けたい場合はそこに数字を入れれば良い。
完成